院長ブログ

2011年11月 9日 水曜日

頭じらみ

ギョッとされる方も多いかと思いますが、最近ちょっと相談されたこともあり、この話題を。

お子様のいらっしゃる方、しらみの話題は一度はあがったことがおありのはず。
私もスミスリンパウダー、過去に3度ほど、使った経験があります。


まずは予備知識から。
シラミには3種類あって、お子さまが関係するシラミは頭の毛に卵を産むアタマジラミ。コロモジラミは長期間衣類を取り替えていないような路上生活者などに寄生するもの。ケジラミは性行為感染症です。

アタマジラミの被害発生件数は、統計によると50%が保育所や幼稚園、16%が小学校です。
年齢別ですと、約9割が11歳以下だとあります。
直接虫体が頭から頭へと移動して感染していくので、頭をすり寄せて遊ぶことの多い年齢で、うつっていくと想像できます。そしてタオルを共用したり、一緒に枕を並べて寝ている家族へとうつっていきます...。

一年中起こりえますが、特に相談件数が増える時期は毎年6-7月と10-11月。


頭髪(特に耳の後ろから後頭部にかけて)の根本にこびりついている、白っぽい卵や、地肌に潜んでいる虫体を見つけたら、早めに行動にうつりましょう。

薬局でスミスリンパウダーを購入し、書いている通りの方法でシャンプーします。

卵の除去が大切ですので、卵のついている髪の毛を切るのも効果的です。

付属のブラシですくと、虫体や卵が取れますが、プラスチック製のため、使っているうちに隙間が開いてうまく取れなくなってきます。
金属でできた専用のブラシがアマゾンなどで購入できますので、髪の長い方や、早く卵を取り去ってしまいたい方、また、スミスリンパウダーの効かないアタマジラミの可能性も考えると、こちらをお使いになってもいいかと思います。(ちなみに杉並区はすき櫛の貸し出しもしているようです。)

やっているうちに、だんだんかゆみはなくなり、卵もなくなっていきますが、シャンプーは目にしみるし、頭にタオルを巻いたり、しばらくそのままにしたり、子供が複数いると結構大変な作業です。

さて、お母さん(お父さん)のやらなくてはいけないことはシャンプー&髪をすくことだけでなく、お洗濯が残っています。
せっかく頭にシラミがいなくなっても、寝具や洋服に付いている奴が戻ってきたら困るので、毎日洗濯です。
私は、シーツは、シャンプーを3回くらいしたころからシャンプーした日のみに交換し、そのほかの日は掃除機をかけていました。
枕カバーや服(トップス)は、特に気を付けましょう。

しつこくくりかえす場合は、衣類についたものが残っていることも考えられるので、洗濯は、水だけではなく、55度以上のお湯で虫体も卵も死滅するので、お湯に10分以上つけてから洗濯するようにします。
ふつうに洗濯して乾燥機にかけるのもいいでしょう。


私は息子が小学校低学年の時、自分で洗髪させていたために発見が遅く、気がづいた時には妹たちや私にも寄生していて、大変な思いをしました(結構子供達は楽しんでいました。)。
そして退治が済んだ後も再び3度ほど息子の頭に発見したので、前述のように家族でスミスリンシャンプー(結構高いですよね)、洗濯、掃除をすることを繰り返しました。
その後、給食着の帽子がなくなってからは発症しなかったのですが、帽子を介してクラス内の子供たちの頭を順繰りにわたり歩いて生き延び続けていたのかもしれません。


アタマジラミは発端の一人や二人が悪いということはありません。
お子さんなら誰にでも起こりうる事故(?)ですので、起こったことがわかり次第、集団で早期発見・早期対応で心がければ、そのうち過去のことになっていきます。

今パニックになっているお母様方(お父様方)、おひとりおひとりのストーリーがあるかと思います。
早くこの作業が終われる話運びになれるよう、陰ながら応援しております。



やじま皮膚科


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投稿者 やじま皮膚科 院長