院長ブログ

2013年5月 8日 水曜日

紫外線対策! ー日焼止めについてー

時々凍えそうな夜もありますが、過ごしやすい日々が多くなりました。自転車に乗っていても、お庭の新緑や玄関先のお花を眺めて楽しい季節です。

ですが!この季節、紫外線対策もしっかりしなくてはいけませんね。

日焼け止めを使った方が良いです、とお伝えするのは
① 色白の人(日やけをしても赤くなるだけで、褐色にならない人)
② 10歳以下のお子さん(色白)
③ 山や海で遊ぶとき
④ 3月から9月(2月から10月)
⑤ シミの治療を希望している方、もしくはシミを気にされている方
です。

なぜこの人たちか、ということはまたの機会にして、日焼け止めの選び方のお話をします。

地上に届く紫外線にはA波(しばらくしてからメラニンが増えてくる)とB波(あたるとすぐに赤くなる)があります。
B波に対する予防効果をSPF(sun protect factor)といいます。
たとえばSPF30の日焼け止めというのは、日焼を、塗っていない時の30分の一に抑える、つまり30分日に当たっても1分程度に抑えられるという意味です。
A波に対する予防効果はPAといって、+の数であらわされます。
SPFとPAは相関するので、SPFの高いものを選べばたいていPAも+++などとなっています。

紫外線量の多いところに行く場合や日焼けによるダメージの大きい方は、SPFの数値の高いものを選ぶことになります。
ただし、この値は、1cm2あたり2mgか2μl塗った時のものです。ふつうはこの半分程度しか塗らないといわれています。
なるべく多めに、回数多く外用した方がいいようです。

また、日焼止めを塗るとかゆくなる、とお話しされる方もいらっしゃいます。
そんな時は、かぶれる可能性の高い香料や紫外線吸収剤の入っていないもの、また、落とす時に負担のかかるウォータープルーフではないものを、お勧めします。
オーガニックのものが流行っていますが、かえってかぶれることは多い場合もありますので、その点は気を付けなければなりません。

当クリニックでもお肌の調子に合わせて、おすすめできる日焼け止めをご用意しております。
このエントリをBuzzurlにブックマーク

投稿者 やじま皮膚科 院長 | 記事URL

2013年4月10日 水曜日

よろしくお願いします!



 4月、新しい生活が始まることも多い季節ですね。

やじま皮膚科にも新しいスタッフが加わりました!
不慣れな点もあるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします confident

 



このエントリをBuzzurlにブックマーク

投稿者 やじま皮膚科 院長 | 記事URL

2013年3月15日 金曜日

ご近所のお店

クリニックの近くに、ランチやお茶がしやすいお店が何軒かあります。

近い順に

・空音(くーおんと読みます。)
とーってもおいしいこだわりのコーヒーがいただけます。
「酸味強め、浅煎りが好き」とか言うと、ぴったりのを出していただけます。
ランチやデザートも品よくおいしい。

・KIKU
デリカフェというジャンルのようです。
ヘルシーなメニューが、からだに"効く"感じ?
テイクアウトもできるそう。

・三人灯
パスタやカレーのランチセットがいただけます。
店内の雰囲気がまったりして落ち着き、カウンターのお兄さんたちの笑顔がうれしいお店。


どちらも個性的ですが、年齢、性別問わず、入りやすい雰囲気だと思います。
クリニックからはみんな徒歩1分圏内。
お時間あれば是非いらしてみて下さいね!
このエントリをBuzzurlにブックマーク

投稿者 やじま皮膚科 院長 | 記事URL

2013年2月19日 火曜日

先週末の学会ー東京支部学術大会

先週末、年1回行われる、大きめの学会がありました。
学会のテーマは ずばり 「皮膚科診療のレベルアップを目指して」
色々なジャンルの専門の先生方が、さまざまな方向から
お話をされていました。


悪性黒色腫(メラノーマ)はどのように広がっていくのかというメカニズムの研究

感染を契機に起きた血管炎(出血斑など)は見た目よりも重症度が高いことがあるというのを症例報告形式で警告したもの

かぶれの原因につき、実際の診療での所見、検査データを示して講演されているもの

が印象的でした。

アトピーの治療に使われるタクロリスムス軟膏については、
導入時期の最適なころあいや、そのピリピリ感には・・・と耳寄りな情報も沢山頂きました。


皮膚科診療は、視診(眼で見ること)が大きなウエイトを占めますが、
原因をつきとめたり、病気の勢いを知ったり、治療法を選んだりするのに、
先人の知恵や新しい技術がともに必要です。

できるかぎりそれらを駆使して、よりよい皮膚科医療を、微力ながら提供したい、と改めて思ったのでした。

このエントリをBuzzurlにブックマーク

投稿者 やじま皮膚科 院長 | 記事URL

2012年12月11日 火曜日

赤ちゃんのお顔のかゆそうなぶつぶつ には

わが子にステロイドを塗って良いのか?
よく聞かれる質問です。

赤ちゃんの、とくにお顔にステロイドの治療をするとき気になるのは、
皮膚が薄くなる、血管が目立つようになるといった局所の副作用ですね。
色素沈着を気にされる方がいらっしゃいますが、
これはステロイドによるものではなく、
皮膚病変の炎症の蓄積によるものです。


赤ちゃんのお顔や体に時々みられる、ぷつぷつ赤くてかゆい丘疹は、
そのままにすると自分で引っかいたりこすったりして悪化するので、
ステロイドの入った外用剤が必要になってきます。

炎症に対してステロイド外用を開始すると、
わりとすぐに赤みがおさまってくるのですが、
この段階で治療を中止してしまうと、
あっけなく再燃し、再び同じ治療が必要になることがしばしばあります。

この繰り返しをしていると、副作用が心配になって来ると思います。


実は、おうちで外用するとき、
赤みだけでなく、「すべすべになるまで」を目安にする必要があります。
赤みが引いただけだと、血管が収縮して白く見えているだけで、
肝心の皮膚の中の炎症は治まっておらず、すぐにくりかえすのだそうです。


先日医師会の勉強会で、小児アレルギーの専門病院の先生が、
赤ちゃんに起こる湿疹の治療を、食物アレルギーと関連してお話ししてくださいました。

プロアクティブ療法(売れてるニキビ用化粧品ではありません!)といって、
きれいになった皮膚にも定期的にステロイドを塗るのだそうです。
定期的に塗ると言っても、良くなってくれば間欠的に、間隔を開けていくので、
ずっと漫然と塗り続けるわけではありません。

また、すべすべになるまでといっても、診察しながら、
皮膚の菲薄化のおこらない程度を見極めながら行います。


このように、すべすべになるまでを目安に外用したり、プロアクティブ療法をしたり、と
ステロイド外用を肯定する理由としては、
炎症を起こしている皮膚は、抗原に感作されやすい、
つまり、アレルギーになる状態を作り出しやすいので、
バリア機能の正常な皮膚にし、感作されにくい体にした方がよいという考えからです。

以前は、生後1年くらいまでの湿疹は、そのうち治るので、
ステロイドはいらないという考えもありました。

でもこの時期の湿疹のあるバリア機能の低下した皮膚のために、
アレルギーを発症する確率が高くなってしまうとしたら、
治療した方がいいということになりますよね?

さらに、食物アレルギーを考慮に入れた離乳食の進め方に関しても、
今データを蓄積して再考してるというお話でした。


赤ちゃんの皮膚炎に対する医療、指導内容は、変わってきているようです。


あなたはどう思われますか?
このエントリをBuzzurlにブックマーク

投稿者 やじま皮膚科 院長 | 記事URL