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ニキビ治療

ニキビ治療

市販のニキビ用薬を使うだけで消えてしまえばよいのですが、お肌の状態が改善できていなとまた出来てきます。
繰り返すニキビを出来にくい状態に持っていくよう、治療していきましょう。

ニキビはどうして出来るのか

毛穴の詰まり

皮膚の表面には外からの刺激から肌を守る角質(角層)があります。
古くなった角質は垢としてはがれおち、順次新しい角質になります。
毛穴で古くなった角質が上手くはがれていかずに分厚くなり、角栓というものを形成していきます。
ニキビのできやすい肌では、この角栓がコメド(面庁)として見える状態のものから、目に見えない状態のものまで、多数できています。
毛穴をふさぎ、皮脂を毛穴の中に閉じ込めてしまいます、それがニキビ(にきび)となるのです。
この状態で必要な治療は、コメドをなくして正常な皮膚のサイクルに持っていくことです。
アダパレンやトレチノイン(保険外)の外用、圧出処置、保湿剤の指導などを考えます。

皮脂の分泌

Tゾーン
毛穴には皮脂腺が付属していて、皮脂腺から分泌された皮脂は毛穴から排出されます。
Tゾーン(額から鼻にかけての部分)には皮脂腺が多く分布しているので、テカリやすく、ニキビ(にきび、痤瘡)の好発部位ともなります。

また、大人の女性に多いのが、Uゾーン(耳からあごをまたいで反対の耳まで)のニキビです。この部位も皮脂の分泌が盛んで、色々な刺激を受けやすい場所だからです。

皮脂の分泌が盛んになる原因には、ホルモンが強く関わっています。

プレグナンジオールや漢方薬の内服、アダパレンや硫黄製剤、ニキビ用抗生剤の外用、時には抗生物質の内服などを考えます。

生活習慣とストレス

睡眠と早寝早起きと肌の関係
睡眠不足は、肌に負担がかかります。
充分な睡眠をとると言う事は、規則正しい生活にもつながってきます。
規則正しい生活をする事で肌の新陳代謝を高めることにもつながり、ニキビ(にきび)の原因となる肌の新陳代謝の崩れを防ぐことにもなります。
また、規則正しい生活を送る、ということは早寝早起きの習慣にもつながり、早寝早起きをすることで、充分な休養を肌に与えられるので、ニキビ(にきび)の原因を予防することができるのです。

充分な睡眠を取り、肌をしっかり休養させる為には、就寝時の部屋の明るさを暗めにして寝る体制を整えたり、脳が少し疲れてぐっすり眠れる状態を作るために読書をしてみたり、部屋の温度を少し高くしてみたり、アロマやお香などでリラックスできる状態を作ってみるのも効果的です。
ストレスについて
ストレスとニキビ(にきび)には、非常に深い関係があります。
ストレスは、体の中から、肌に大きな影響を与えていくのです。
自分なりのリラックス方法を開拓できると良いですね。
例えばお風呂上りのストレッチやアロマテラピーやお香などがファッション雑誌などでとりあげられますが、カラオケで思う存分歌ったり、音楽を聴いたり演奏したりするのがいいという方もいます。色々試してみると楽しいですね。

生理とホルモンバランス

生理とニキビの関係
生理前になると急にニキビ(にきび)が出来たり、ニキビ(にきび)が増えるという経験をした事のある女性は多いと思います。

生理前にニキビ(にきび)が出来るのには、女性ホルモンの影響で皮脂の分泌量が増える事にあります。
排卵後は黄体ホルモンという、アンドロゲンという男性ホルモンと似た働きをするホルモンの分泌が活発になり皮脂の分泌量が増える事が原因なのです。
ホルモンとストレスとニキビ
ストレスが影響してニキビ(にきび)が出来るのは良くあることです。
睡眠不足や食生活の乱れ、生活環境の変化などが体にも肌にも影響しストレスが生まれます。
例えば、ニキビ(にきび)を触った事によるニキビ(にきび)の悪化するのはストレスがたまっている時に良くあると言われています。

便秘

便秘とニキビの関係
意外に思うかもしれませんが、便意とニキビ(にきび)は大きく関係しています。
便秘になると肌が荒れる感じがして、いつの間にかニキビ(にきび)が出来ていた。
こんな経験をした事がある方は多いと思います。
便秘になるという事は体の中で負担となる活性化酸素が増えたり、ストレスがたまっていたりとニキビ(にきび)の原因へとつながるのです。
便秘の対策
ニキビ(にきび)の原因ともなる便秘は早めに解消した方が良いでしょう。
便秘は主に食生活や生活習慣と日々の運動に関係してきます。
便秘は気付くといつの間にか慢性化して行きます、早めに解消する為に、食生活の改善はもちろん、適度な運動を行う事も大切です。
下剤は出来るだけ避けたいので、漢方薬を用いると良いと思います。
 

ニキビの治療について

① 触らないー炎症が起きたり細菌が繁殖するきっかけを減らします。
② アダパレンやトレチノインーコメドの減少。皮脂分泌の低下。炎症症状の鎮静化。
③ 抗生剤―細菌の繁殖を抑える。炎症の鎮静化。
④ プレグナンジオールやピル―皮脂分泌の低下
⑤ スキンケア―適度なバリア機能の構築。


このほか硫黄製剤や漢方薬など、あなたに必要なものはなんでしょうか。一緒に考えていきましょう。
arrow_forward 日本皮膚科学会ホームページQ&Aもご覧ください。

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